戦争の後遺症は古い道具? パワハラ・被せ
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【 佐藤康行 生の声 ありのまま そのまま 】
質問をぶつけることで、佐藤康行の生の声をお届けしています!
アンサーはすべて佐藤康行が答えています。
繰り返し読むことで、知らないうちに自分の認識が変化してきます。
もちろん、すばらしくです。
ブログは朝(7時37分)にUPします。次回は7月14日㈭です!
Q.パワハラと戦争の後遺症は関係ありますか?
A.関係ありますね。戦争は、上官と部下の上下を明確にしなければ、
「進めーっ」って言ったときに、誰も進まなかったら、言うこと聞かなかったら、戦争にならないでしょ。
命令のもとに、何百人、何千人いようが一斉に、そこに進軍しなければ、戦争に勝つことはできません。
ゆえに、上官と部下が必要なんです。
しかし、誰しもが戦争に行きたくない、人は殺したくない、殺されたくないという本能は、誰しもが同じくあるはずです。
だから、何が何でも自分の言うことを聞かせなければいけない。
それが、被せというやつです。
被せというのは、本人の考えではなくて、誰かの考えを誰かの脳の中に入れて、
そして、そう思わせて、命令に従わせるということです。
それでも、なかなか、自分のことを聞いてくれなくなると…。
今は戦争の時代ではありません。
それでも強引に、威圧的、高圧的にやると、それをパワハラという名前をつけてやると、本当にパワハラのようになっていきます。
戦争中でも、ある程度自分の考えを自由に出させたら、上官が言っていることを、皆、パワハラと言うかもしれない。
そういうことです。
パワーで押し通していく。
まあ、そういうことだね。
自分の権限とか自分の力だとか、いろんな上に立つキャリアとか、年齢とか、
地位とか、立場とかが、相手を強引に命令に従わせる力になる。
Q.戦争のない時代でも、優越感を得たいというような…。
A.何か目的をやらせるとか。
Q.ある事例で、パワハラをした職員が原因で、ある職員が一か月休職したのをきっかけに、会社がその人たちを辞めさせたと。
休職をしていた人が会社に戻ってきたとき、自分が原因でその人たちが辞めさせられたことに罪悪感をもったようで、苦しんでいると。
A.罪悪感があるんだから、しょうがないね。
Q.これも戦争の後遺症と関係があるのでしょうか?
A.あとから考えると、その職員の人たちは、決して自分をイジメるためにしたのではないと。
自分の能力を引き出してくれるために、強引にでもやらせたと、ということがわかってきた。
そういうことがわかったら、申し訳ないなという気持ちが出てきてもおかしくないね。
あのとき、その人が言ったことに、喜んで聞いていれば、クビにならないですんだのにと思うんじゃないですか。
Q.クビになった人たちのやり方に、苦痛を感じていた人が多かったようです。
A.そのクビになった人は、どこに行っても、同じようなパターンでやるだろうから、その罪悪感は必要ないと思います。
会社が出した判断ですから。
あくまでも会社が出した判断であって、その人はどちらも関係ないと。
もしかしたら、そのパワハラ的にやっている人がいるほうが、会社が伸びる場合がある。
そういう体質の会社に行けばいいわけ。
だから、会社そのものが合わない可能性がる。
Q.辞めさせられた人がですね。
A.そう。別なところに行ったら、もっと力を発揮する可能性があるかもしれない。
トップが同じようなやり方やっていたら、全部がそうだから。
Q.では、戦争の後遺症はそのままでいいんでしょうか?
A.それを改善して、本人のもっている能力、力、パワー、エネルギーを活かすのが私のやり方なんだけど、
その上から被せるやり方だと、皆、苦労しているわけです。
被せる人も被せられる人も。
だから、古い道具を使っているわけです。
私に言わせれば。
私がもっと新しい道具を提案してるんだから。
古い、昔ながらの道具を使っているから部下も違和感を感じるわけ。
Q.その新しい道具は真我なんですね。
A.そう。まったく新しい道具を使う。気持ちは同じなんですよ。
道具の使い方が間違っている。
Q.気持ちは一応、同じなんですね。
A.道具の使い方が間違っている。
人間とは何かをわかっていない人が、上から被せて、思い通りにさせようとしている。
戦争時代に山本五十六という人がいる。
あの人の有名な言葉を残しているんですよ。
「やってみせ、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」。
聞いたことあるでしょ。
これは確かに名言です。
名言なんだけど、さらにすばらしいのは、あの戦争時代で山本五十六は一番トップの上官だった。
本当は、山本五十六の命令で、一斉にやらざるをえないわけです。
なのに、あの名言を言った。
だから、すごいんです。
あの戦争時代でも、あれぐらい気をつかったと。
まさに、山本五十六のやり方を使ったらいいと。
Q.キツイ合宿をして、残った人だけ採用するところもありますよね。
A.地獄の特訓みたいな。
Q.そういうことを耐え抜いてきた人が強いと評価するところもあると思いますが、自分に合わなければ他にいけばいいと。
A.そうだね。そういうことだと思います。
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運営者プロフィール
- 「最高の人生を生きる 捨てる哲学 佐藤康行との対話」の管理人をしている橘 絹子です。
1999年4月より、医療関係の仕事の従事。
耐え難い体の痛みと人間関係に悩み、いろいろな治療やメンタルへのアプローチを試すが解決できず、人生も諦めかけていた。
そんな時、佐藤康行に出会う。
このブログを読んでいただくあなたにも、すべての難解と思われる問題に光を当てる方法があることをお伝えしたいと思います。
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