自分はこうだ、という固定化をはずせば人生は面白い
ブログは朝(7時37分)にUPします。次回は10月23日(火)です。
橘.自分の性格が一瞬でも消えたときに、病気は消えるんでしょうか?
佐藤康行.正しく言うなら、自我はないから、消えたように見えるのでしょうね。
あの人は、こんな人って。こんな人じゃないわけ。
その人の違う面が見えたときに、今まで思い込んでいた、その人は消えるわけ。
全部、自分が思っていた、こんな人、あんな人。こんな人はいない。
橘.自分自身を自分がこんな人だ、と見ているのも違うんですよね?
佐藤康行.それは、全部はずれていると思ったほうが、面白いだろうね。そのほうが、人生、面白い。
橘.それであれば、自己PRはどうしたらいいでしょう?面接のときなどにありますが。
佐藤康行.自分がこれだけの力がないけど、あると。
それで採用になったら、それだけの力、出せばいいだけなの。
そしたら、そっから、変わるじゃない。
それができなければ、降格はするかもしれないけど、それは、向こうの判断です。
今はできないけど、一ヶ月後にできるかもしれないし、いくらでも言えるじゃない。
それを決定、遂行ノートでやっている。
橘.入ってから、できないじゃないか、と言われたくなくて、ウソをついているような。
佐藤康行.まだ、やっていないのに、できないと言うほうが、面白くないじゃない。
まだ小さい能力なところを、自分はこれだけできますと大きな器にして言うと面白いし、可能性が少しは出てくるじゃない。
今の時点では、自分がどれだけできるか、わからないわけ。
わからないときに、自分はこういう人間だと言うのは、面白くないじゃない。