その子の天才を発見することが、教育
ブログは朝(7時37分)にUPします。次回は4月29日(水祝)です。
Q.一般的な天才ではなくて、生まれたときに、持って生まれた天才だと。
それに気づくということ?
佐藤康行.そうです。
それに、気づくお手伝いをする。お手伝いをする。
先生も子どもから学ぶ気持ちでやる。
この子には、こんな能力があるんだって。
まさに、それを形にはめて、こんな形になれば、いい子なんだってなると、いろんな苦しみが待っているわけ。
チューリップがバラを目指したら、その瞬間から苦しみが待っているでしょ。
チューリップはバラにはなれないんだから、チューリップはチューリップ。
バラには、バラの美しさが、桜には桜の美しさがあるわけ。
花ということでは、ひとくくりで出来るわけ。
バラがいいんだってやっちゃうと、チューリップが落ち込んだりすることがあるわけ。
だからね、ほめればいいってもんじゃ、ないんです。
誰かをほめてたら、他の人が落ち込んでいる場合があるわけ。
自分の力でなんとかならないけど、ならないことだらけなんです。
チューリップは、バラにはなれないんです。
どれだけ、努力しても。
そこのところを、ちゃんとわからないで教育したら、人間をだめにしちゃう可能性がある。
まあ、そういうことです。
Q.知識の使い方ということでしょうか?
佐藤康行.そうです。知識は道具ですから。
刃物をおいしい料理を作るために使うのか、人を殺めるために使うのか、
刃物は変わらないけど、心が違うと、違う用途で使っちゃう可能性がある。