佐藤康行の自伝6
ブログは朝(7時37分)にUPします。次回は2月3日(水)です。
簡単に言うけど金出してくれるわけじゃない。
でも良い宣伝になるなと思って、毎日テレビ東京が来て録音していきました。
その時にですね、とにかく今、時間と次元って言ったけど、あの時間をとにかく一分もムダにしない。
で、空間も一㎝もムダにしない。そういう店を作ろうと。
で、お客さんも店に入って注文が出るまで10秒以内。10秒以内なんてあり得ないでしょう。でも時間が先なんです。
10秒以内絶対引き下がらない。で、鉄板にもう盛っておくんです。肉を。
で、もやしも乗せておいてコンロにパッと出してピッと火を付けて、あとはお客さんにミディアムとか自分で焼いて貰う。
で、オープンしたら凄い事になった。16坪の店なのに、1日お客さんが1200人くらい入るんですよ。
あれは未だにレコードだと思う。
私、世の中にやってる事、興味ないです。誰もやってことにないことだけやろう、と。ま、そういう事もありました。
じゃ、なんでこういうことをやることになったのかという事だけあれして。
私、立ち食いステーキした時「勝った」と心の中で叫んだんです。
もう片一方では「もう辞めよう」って、二つの事が同時に出て来た。
だってもしあれでバンバン成功したら、それで人生終わっちゃうじゃない。
その頃ですね、最初社員教育ではじめたこういう研修がどんどん凄いことになりはじめた。
最初の頃、たまたま札幌で未来内観で自己紹介させたらある青年が「うちの親父、お袋ぶっ殺してやる」って言い出した。
「あのやろう、おれを精神病院に入れやがって。キリスト教のやつを抹殺してやる」ってやるんですよ。
みんなびっくりしちゃうでしょう。何言い出すんだ、って。
でも私はそんなもの恐れないんです。なぜならみんな真我だから。
最初逃げ出したりして、連れ戻したりして、暫く何回もやってる間にポロポロって涙を流した。
よし、もう一息だ、もう一息だってやってた。そしたらわーんって泣き出した。
飛んでた目がポッと戻りました。オイオイしばし泣いていたら、最後スピーチをさしたら、
「僕は本当はお父さん、お母さん、大好きなんだ」午前中と反対の事を言い出した。すげーと思った。
そういうことがいっぱい起こせるようになった。真我はすげーと。
それで、私はレストランをまるごとほとんどただ同然で他の人に譲って、残りの人生は真我一本でやっていこう、と。
あの判断は正しかった。
お店70店舗あったんですからね。
続く