親が追い抜かれてうれしいのは、子どもにだけ
ブログは朝(7時37分)にUPします。次回は5月12日(水)です。
Q:真我開発講座を何年も受講しています。
でもやっぱり、両親に対する恨みと怒りが根本的に抜けません。
幼い頃から、自分のありのまま丸ごと全部を受け止めて欲しかったのですが、両親から認めて貰えなかった。
愛して貰えなかった記憶と気持ちがあります。
受講中は愛されていたと思えますが、でも両親のせいで自分の気持ちを抑圧するようになったと思っています。
佐藤康行:受講していると、両親に対する思いは変わるでしょう?
Q:変わるんですけど……。
佐藤康行:その「けど」を付けてしまう。私に質問する時は「けど」を付けないでください。いいですか。
自分が真我を開くと、意識が上昇します。上昇して、そのまま進化します。
真我を開いたら、それを実践に現す。
本当に「お父さんごめんなさい」「お母さんごめんなさい」「ありがとうございます」という心が出てきたら、
今度はそれを持続させるのに、行動に現すことが重要です。
私の真我を開くワーク以外のものは、全て実践に移す方のものです。
ワークシートも実践する為のものです。
太陽のカウンセリングもそうです。
次元を上げて、進化させて、そのまんま行動をする。
この真我を受けても、せっかく両親への思いが変わったのに、また戻ったという人がたまにいますが、
それは実践していないからです。
実践しないとそれは戻ることがあります。
心は常に反転しますから。
何かのきっかけで「やっぱり両親は嫌な人」になってしまいます。
その「嫌な人」という思いは潜在意識の中のもので、その潜在意識は分別が付きません。
その心を持っていると、他の人間関係でも上手く行かなくなります。
異性関係が上手く行かなくなります。
Q:でもやっぱり、納得できないことが出て来る時があり、そういう時はどうしたらよいでしょうか?
佐藤康行:親に対する納得できない心が出て来る。今親と同居されていますか?
(はい)もし、仮にあなたの両親に色々な問題があったとしても、
あなたがその問題のある両親を全部許せるようになったらどうでしょうか?
問題があっても許せるようになったら。
これは、魂次元では年齢順とは逆で、子供の方が魂が高い場合があります。
子供の方が、魂のリーダーになる。それでいいわけです。
例えば、電話の例で言うと、昔の黒電話とスマホがあります。
昔の人が「いいか。電話とは黒くてピカピカ光っていて持ち運びは出来ないんだぞ」と言われたら、今の人は納得できません。
それは仕方がありません。その時はそれしかなかったわけですから。
親子が逆転することが、ある意味理想的と言えます。
経済もそうです。
あなたがせっかくこの真我をやっているのですから、両親を包み込む、許す心を持って、行動していった時に
一番親孝行になります。だから、最初は親に育てて貰いますが、親が年を取ると子供が親の面倒を見ます。
逆転します。これが健全なんです。
親は追い抜かれて嬉しいのは、子供にだけです。
だから、いつまでも子供のように「親のことが納得行かない」と思うのではなく、早く逆転するんです。
両親を包み込む愛と感謝で逆転する。そうした時にあなたが成長したということになります。
そして、親は「その訓練を自分に与えてくれている」と思えばいいと思います。
「許す為の訓練」を与えてくれている。「感謝する為の訓練」をもって、親はちゃんと指導してくれている。
だからそれは良いことなわけです。ですよね? 納得できるでしょう? (はい)
絶対それで行くんですよ。いいですか。
今度はそれを実践に現す。
親に対して、本当に包み込むような愛と感謝の心で行けたら、「自分は進化したな」と思えばいいと思います。
それを目安にするといいと思います。
毎日一緒に住んでいますから、どうしてもそこに戻らなければいけません。
一番の修行の場で魂の道場だと思われたらいいと思います。