YSメゾットとの出会い 2
男の人に勝ちたいと思っていた気持ちは、ここからきていると思いました。
結婚することよりも、経済的に自立し、好きに生きるほうが一番よいと母も思っているようでした。
現状を見れば当然の思いといったところでしょうが、表面的には結婚して家におとなしくいるのが良いという思いと、深いところでは、男の人は信用できないから自分が頑張らないとという思いが綱引きをしていたようです。
頭で思って達成したいという思いよりも、奥の心の方が勝っていたのです。
これに気づいた私は、今までの人生はなんだったのかな、何のために頑張っていたのかなという無力感に苛まれました。
今まではこの部分にフォーカスを当てたメゾットは受けていなかったと気づきました。
根本的なものに手を付けていないのだから、変わるわけがなかったのです。
それからは辛いながらもYSメゾットを続け、かなり自分を受け入れられるようになっていきました。
それに伴い、父への思いは変化していき、尊敬できる存在に。
ぶっきらぼうな父ですが、表現はできていないが強い愛をもって見守ってくれていることがわかりました。
母に関しても、父を嫌っていると思っていましたが、認めてもらいたいからずっと愚痴を言っているんだなとわかりました。
ほとんどが父のことだったので、それほど分かってほしい相手だったんだなと思えるようになりました。