相手の美点しか見えない目、美点しか聞こえない耳
ブログは朝(7時37分)にUPします。次回は5月5日です。
【質問者】仕事の事でお客さんとの対応についてご質問します。学長は常々「相手のニーズに応えると黄金の谷に流れ込む」
という話をされていて、お客さんからの依頼要望で喜び勇んで渡してあげられるものを持って行けるんですけども、
会社として到底お客さんのニーズに応えられないような相談、案件があった時に、お客さんの依頼要望について断らなければならない。
今、実際にそういうものがあるわけじゃないんですけども、そういう場合に出来たらお客さんを喜ばして断ってあげたいって常々思うんですけど
【佐藤康行】断ってあげたい
【質問者】断ってあげたいというか、うちでは出来ないと言う事を
【佐藤康行】お客さんがこういうものが欲しいんだという事が答えられないっていう事ですね。
【質問者】そうですね。例えば、値段をもっと下げて欲しいとか
【佐藤康行】ああ、そうだね。
【質問者】うちでやってないサービスを提供してほしいとか、到底今後、そういう予定もないような場合に、
何か喜ばして回答してあげるような方法があれば、何か知恵があれば教えて頂きたいと思いまして。
【佐藤康行】経営的な事もタッチ出来るんですか?
【質問者】経営者ではないんですけども
【佐藤康行】会社のそういう協力出来る様な立場なんですか。
【質問者】ま、そうですね、多少は。
【佐藤康行】はい、わかりました。「迷ったら近づけ」って私の話の中にあるんだけど、そういう何かのニーズに応えられないお客さんの事も
出向いていって全部意見を聞いてきたらどうでしょうか。もしかしたら我が社で出来ない事を言うかも知れない。
出来ない事を社長に提案したら会社がグーンと伸びるかもしれないですよ。
もしかしたら1番大事な事をやりきれてないかもしれない。
それがそのお客さんが教えてくれてるのかもしれない。
もしその場で交渉して売れるならそれはOkだし、全く要望に応えられなかったら、でもそれを答えるための社長も全部一緒の考えていったら、
もしかしたら会社が生まれかわるきっかけになるかもしれない。会社ごと変えちゃう。
もしかしたら値段を半分にしてくれって言ったら、それは出来ないでしょうけど、万が一出来たら独占行くかも知れないじゃ無いですか。
それに近い方法で。だから、話は聞いておいた方が良いんじゃないですか。
出来ない事でも。それもお客さんのニーズに答えようという姿勢ですから。
お客さんが何を求めているのかという事を聞こうという姿勢ですから、「それは無理だよ」って撥ねつけたら
永遠にお客さんの心はわからないで終わっちゃう可能性がある。私がニーズとシーズと神シーズという言い方するでしょ。
例えば、今日のこのセミナーも、仕事が上手くいくとかって、もっと元気になるとかってそれがニーズだったら、
シーズは「これによってやる気が出て来た」とか、「明日から人生が変わった」とか。
で、神シーズっていうのは、「救われた」とか、「この命を生かす方法になる。」
そういう部分で見たら、とにかくお客さんの欲求にこたえるようにやることが会社の繁栄のコツである。
それにはやはり聞く耳を持っている。先ほどの眼鏡の話だけど、「相手の美点しか見えない眼鏡を掛けましょう」って。
それ、耳も同じです。耳もそのように聞こえる。お客さんの「これをやってくれよ」って叫び声が聞こえる。
なんとかそれに答えようとする姿勢。それで成り立っているじゃないですか。
そういうことでね、そういう眼鏡だけじゃなくて耳まで変えちゃうことは大事でしょう、ということ。