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地球意識への脱皮は、すべての人に求められている

ブログは朝(7時37分)にUPします。次回は6月20日です。

 

結論を先に言ってしまうなら、彼らはみな宇宙で、私という個体意識を一気に取り払われるような体験をしている。

 

この体験を最も分かりやすく話したのは、アポロ9号の乗組員だった、ラッセルシュワイカートだった。

 

彼が月面着陸船のテストを兼ねて宇宙遊泳しているときの事だった。

 

彼の宇宙空間での仕事ぶりを宇宙船の中から撮影するはずだったカメラが突然故障し動かなくなった。

 

撮影担当のマックデビット飛行士は、シュワイカートにそのまま何もせず五分間待つように言い残して、宇宙船の中に消えた。

 

シュワイカートに全く予期しなかった静寂が訪れた。それまで秒刻みでこなしていた任務が一切無くなってしまった。

 

予期しなかった静寂が訪れた。それまで秒刻みでこなしていた任務が無くなってしまったのだ。地上からの交信も途絶えた。

 

そして真空の宇宙での完全なる静寂。彼はゆっくり辺りを見渡した。

 

眼下には真っ青に輝く美しい地球が広がっている。

 

視界を遮る物は一切なく、無重力のために上下左右の感覚もない。

 

自分はまるで生まれたままの素っ裸で、たった一人でこの宇宙の中の闇の中に漂っている。そんな気がした。

 

突然、シュワイカートの胸の中に何か言葉では言い表すことの出来ない、熱く激しく本流のような物が一気に流れ込んできた。

 

考えたというのでは無く、感じたというのでもなく、その熱い何かが一気に体の隅々まで満ちあふれたのだった。

 

彼はヘルメットのガラス球の中で訳もなく大粒の涙を流した。

 

この瞬間、彼の心に眼下に広がる地球のすべての生命、そして地球、そのものへの言いしれぬ程の深い連帯感が生まれた。

 

今ここにいるのは、私であって私ではなく、すべての生きとしいけるものとしての我々なんだ。

 

それも今この瞬間に眼下に広がる青い地球に生きるすべての生命。

 

過去の生きてきたすべての生命。

 

そしてこれから生まれて来るであろうすべての生命を含んだ我々なんだ。

 

こんな静かだが、熱い確信が彼の心の中に生まれていた。

 

シュワイカートが宇宙空間で体験した、この私という個体意識から、我々という地球意識への脱皮は

 

今この地球に住む全ての人びとに求められている。

 

 

良いですか、みなさん。シュワイカートさんが宇宙に行って、宇宙から地球を見た時にまさに地球に恋をした。「なんて美しい星に私たちは居たんだろう」これは、元々いたんですよ。ただみんなそこに住んでるから見えないわけです。例えばあなたは幸せな家庭に育っててもあなたが「そうじゃない」と言えばそうじゃないんだから。だから、そのままそっくり幸せになって豊かさを頂く。思いっきり幸せになってください。はい、よろしいですか。それじゃ、もう一つだけ。

 

みなさんがもうすでに幸せだった。歓喜でいっぱい、喜びでいっぱいっていう事を私の言霊で読んで、良いですか。感じ取って下さい。